保育の仕事をしていると、「あ、今この子と心が通じ合ったな」と思う瞬間があります。
子どもの身体から緊張感がなくなり甘えたり、あるいは少しわがままになったり。
子どもが私を「安心できる存在」「信頼していい人物」として認めてくれたんだな、とはっきりとわかります。
それは0歳の赤ちゃんでも、小学生でも。
赤ちゃんの場合、抱っこすると重く感じます(笑)。赤ちゃん自身が力を抜いて思いっきり全身を預けてくれているんですよね。
5歳の男の子が私の保育ルームでごろんと寝転がってご機嫌に即興で歌を歌ったりしていると「あぁ、家にいるのと同じようにリラックスして過ごしてくれているんだな」と嬉しくなります。
ふとそれって何でだろう?と考えたことがあります。思い返すとそこには共通点があって、「子どもの思いや気持ちを分かってあげられた」経験が必ずありました。
生後半年の赤ちゃんが目の前にあるおもちゃに一生懸命に手を伸ばしてタッチできたとき、
「わぁ!できたね!嬉しいね。」
3歳の男の子がお箸でおまめをお皿に移そうと頑張っていて、あとちょっとのところで落としてしまったとき、
「悔しいね。あとちょっとだったね。」
小学校に入学したての女の子が朝登校するのを渋っていたとき、
「まだちょっとドキドキするよね...今日は一人でいいからお友だちの名前を覚えよう」
「自分の(まだ言葉にできない)感情を分かってもらえること」
共感してもらえるって、大人にとってもとても嬉しいことだと思いませんか?
少なくとも、私はそうです。
子どもと関わる場面あるいは自身の子育てにおいて一番大切にしたい想いです。
きっと、全てを理解してあげられることは難しい。
だけど、少なくとも「子どもと同じ目線に立って理解しようとする」姿勢は持ち続けたいなと思っています。
“子どもが安心して過ごせる場所であること”
“信頼できる大人がいること”
おうちモンテ×語りかけ育児ではこの環境を赤ちゃんに贈ります。
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